Webデザイン4原則 近接・整列・反復・対比を学ぼう!
デザインの4原則とは?
デザインの4原則とは、「近接」「整列」「反復」「対比」の4つからなります。デザインを作成する際に知っておくと便利な基本の要素です。特にWebデザインにおいては非常に重要な要素で、まず最初に学ぶべきスキルと言えます。
また、これらの原則を押さえておくと、デザインの作成時はもちろん、改善などをする際の目安になりとても便利です。また、日常生活(仕事の書類やSNSへの投稿、プライベートでのメモまで!)でも役立ちますよ!
前編では、まずこちらの4原則について詳しく説明していきます。
近接
「近接」は、デザインの要素を近く配置することを指します。
近接を使用することで、関連する要素をグループ化し、それらの関係を明確にすることができます。テキストや画像などが近接して配置されると、それらが関連していることがわかりやすくなります。
近接には、物理的なものと、視覚的なものがあります。
物理的な近接
要素を実際に隣接させるような配置のことです。間の空白を無くしたり、狭くしたりします。主に空間を利用した近接です。
視覚的な近接
視覚的に同じグループをつくり、要素を配置します。色やスタイルを揃え、同じ視覚的な特徴をつけてグループ化する近接です。
物理的な近接と視覚的な近接を上手く組み合わせましょう!
近接は、デザインの要素が関連性を持ち、グループ化された情報を提供するための重要な原則です!デザインのわかりやすさを向上させることができます。
整列
「整列」は、デザインの要素を水平または垂直方向に、一直線に揃えることを指します。
デザイン内の文章(要素)が整列することで、階層が明確化され、ユーザーに情報が入っていきやすくなります。左揃え、右揃え、中央揃え、両端揃えなど、さまざまな方法があります。
- 左揃えは普段、目にする文章と同じようなスタート位置で要素が並びます。分かりやすく読みやすい文を作るのに適しています。
- 中央揃えは、真ん中に視線を集めることができます。タイトルやサブタイトルだけに使用したり、短い文の時に使うといいでしょう。
- 右揃えは、写真を目立たせたい時、オシャレ感を出したい時など、凝ったかっこいいデザインを作りたい時などに役立ちます。
整列は、デザインをまとまった見た目にするための基本的な原則です!デザインの品質を向上させることができます。
反復
反復は、デザイン内でスタイル、色、フォント、レイアウトなどのデザイン要素を複数の場所で繰り返すことを指します。
同じデザイン要素を反復で再度利用することで、視覚的な結びつきが強くなり、ユーザーの注意を引き付けます。また、統一感と一貫性が出てくるので、情報が理解しやすくなります。
プレゼンテーションスライドでも、各スライドで同じデザインテンプレートが使用される事が多いですよね。こちらもデザインの反復をすることで視覚的な一貫性が保たれています。
Webデザインですと、例えばウェブサイトのヘッダーとフッターは、同じ色やレイアウトのデザイン要素を反復しています。
反復は、デザインの一貫性を確保し、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための重要な原則です。適切に使用することで、デザインの魅力と効果を高めることができます。
対比
「強弱」や「コントラスト」とも言われます。対比は、デザインにおいて要素同士の違いや対照を強調することです。
メリハリをつけることで視覚的な興味を引き付け、重要な情報を強調する重要な要素です!色、サイズ、形状、テクスチャなどの要素を使って、要素間の対比を作り出します。
たとえば、色の対比を利用すると、背景と要素の色を対照的にすることで、要素を目立たせることができます。
また、サイズの対比を使用すると、大きな要素と小さな要素の間にバランスを生み出すことができます。これにより、視覚的な階層が形成され、重要な情報が強調されます。
対比は、デザイン内の重要な要素を強調し、インパクトを出せる重要な原則です!適切に使用することで、デザインの視認性と効果を高めることができます。
今回は以上です。それぞれの基本を適切に使用し効果を上げ、より良いデザインになるように活かしていきましょう!
次の記事では、Figmaでこれらの4原則を活かす方法を見ていきます。