【TablePlusの使い方】DB接続してデータ操作をやってみる
めちゃくちゃ使い勝手の良い DBクライアントツール「TablePlus」 の使い方について解説していきます。 ここ3年くらい使ってるんですが、デザイン性も操作性も機能性もよくてオススメです。 ショートカット操作が前提で操作していくので、それを知らないとちょっと苦戦するかもしれません。
今回は基本的な使い方、操作方法について解説していますので、最後まで見ていってください。 TablePlusのオススメ機能や好きなところも沢山あるのですが、それはまた別の機会に。
また、今後もTablePlusの便利な機能・最新機能を取り上げて行きますので、「Implist」をブックマークお願いします!
それでは、使い方解説していきます。
DBへの接続
今回はMacOSでRDB(今回はMySQL)への接続を前提に話を進めていきます。
TablePlusを開くとこのような画面が表示されます。右側のエリアで右クリック->New->Connections...を押します。
次にどのようなDBに接続するかを選択します。今回はMySQLに接続したいので、MySQLを選択してCreateを押します。
次にDBへの接続情報が聞かれます。
Nameは適当に「MyConnection」とかにして、UserやPasswordを入力していきます。 HostやPortの設定もありますが、これはデフォルトのままで良いです。変更しているときだけ変えましょう。
右下の「Test」を押して、以下画像のように緑色になれば接続成功です。
実際にConnectより接続することができます。
データベースを作る
接続はできましたが、現状データベースがないので、上のメニューのDBっぽいアイコンを押して、DBを作っていきます。
Newボタンがあるのでそちらを押します。
適当に「implist_db」とデータベースの名前を入れて、EncodingとCollationは画像のように設定しました。なんでもいいですが、絵文字とか特殊文字とかを使いたければmb4を指定しときましょう。?こんなやつを入れたいとき。
データベースが作成できたので、選択してOpenを押します。
上部中央に接続DB情報が表示されるのですが、ちゃんと「implist_db」となっていますね。
テーブルを作成する
まだテーブルもないので、クエリ発行して作成します。
上のメニューのDBっぽいアイコンの右隣の「SQL」を押してください。ここがSQLを直接記述できるところになります。 補完(AutoComplete)も高速に効きますし、サクサク動きます。
以下のようなCreate文を実行してきます。
CREATE TABLE `user2` (
`id` int NOT NULL AUTO_INCREMENT COMMENT 'ユーザーID',
`name` varchar(32) NOT NULL COMMENT '名前',
`age` int NOT NULL COMMENT '年齢',
`created_at` timestamp NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP COMMENT '作成日時',
`updated_at` timestamp NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP COMMENT '更新日時',
PRIMARY KEY (`id`)
);
実行するには、クエリ上にカーソルをおいてCmd+Enterです。selectやupdateなどの他のクエリも同様に実行できます。
クエリが実行できたら、画面下のログに「Query 1 OK: 0 rows affected」このように表示されます。ちなみに実行したクエリの履歴は左メニュー上部のHistoryより確認できます。
左メニューのTablesを押してCmd+rでリロードします。するとuserテーブルが作成されていることが分かります。こんな感じTablePlusではショートカットを多用します。
usersテーブルをクリックすると、テーブル内のデータが表形式で表示されます。 まだデータがないので、空ですね。
データの追加
データを追加していきます。TablePlus上でのデータの追加はとても簡単です。
userテーブルを選択すると空の表が表示されますが、それの行を選択して各カラムの値を入れていくことができます。
idと作成、更新日時は自動的に入るようにcreate文書いているので、nameとageだけ入力しました。
すると、画像の用に追加したデータが緑色になっています。この状態だと、まだデータは追加されておらず、「追加しようとしているのは、これだよ」というふうに教えてくれます。左のuserテーブルは茶色になって、「このテーブルのデータに対して変更が加えられようとしているよ」と教えてくれます。
この状態でCmd+s実行すると、以下のように色が消えデータが追加されているのが分かります。 この状態でselect文を発行したら該当のデータが取得できるようになっており、ちゃんとデータ追加されたことが確認できます。
一気にたくさんデータを追加することもできます。1行目をCmd+cでコピーしてCmd+vで貼り付けを3回行いました(idはAutoIncrementなので消しておきました)
名前と、年齢を少し変えてCmd+sを押すと一気にデータを追加できます。普段からショートカット使ってるなら直感的で非常に分かりやすい操作です。
データの更新
先程一番最初に追加したデータの一部をTablePlus上で更新してみます。update文を書くのは面倒ですが、TablePlusではとても簡単にデータ更新できます(大量変換はクエリ書きましょう)。
直感的に変えたいデータを変更するだけですね。名前だけをアルファベットに変えてみました。 すると追加のときとは変わって、変更箇所が茶色になりました。
追加と変更で色が分けられているのは分かり安くて良いですね。追加同様Cmd+sで更新が完了します。
データの削除
次はデータの削除です。もう分かるかもしれませんが、削除したいデータを選択してdeleteキーを押すだけですね。
削除は赤色になります。これもCmd+sで削除が実行されます。
以下のように2,3が削除されます。
このようにTablePlusはGUIでの操作がショートカットを使っており直感的なのが特徴です。
簡単な操作であればTablePlus上の操作で事足りるでしょう。
直接クエリを書く
最初にcreate文を発行したとき同様に、SQL記述のエリアを使って、データの取得をしてみます。
この状態でクエリにカーソルを当ててCmd+enterを押すと、以下のように表データとしてデータが取得できます。
ここでも先程同様、追加・更新・削除が可能です。
長めのクエリを書いていたらコードフォーマットしたくなると思いますが、TablePlusではCmd+iでキレイにしてくれます。
以下のようになります。このクエリは短いですが、何行もの調査用のクエリとかを書いているとこのフォーマットはとても便利に使えます。
今回はTablePlusについて基本的な使い方を見てきました。
今回紹介した事以外に沢山良い機能があるので、また別の機会に紹介できればと思います。
TablePlusはUIも良くて使い勝手も良いので、一度ダウンロードして使ってみてください。
公式サイト: https://tableplus.com/
※ちなみに無料版ではタブが2つまでしか開けません。 (タブはSQL記述エリアやテーブルクリックしたときに開かれます)