「エンジニア副業」の探し方ガイド
フルタイムで働いているエンジニアの方向けの「副業の探し方」を解説します。 私自身もフルタイムで働きながら、多いときは3案件の副業を抱え開発をしてきました。
おそらく正社員でエンジニアをしていて、エンジニアとしての副業をしてみたいと思う方は、以下のような副業での働き方をしたいと思っているのではないでしょうか?
- 平日夜か土日に数時間だけ開発をする
- 時間が確保出来たときのみ開発する
- 必ずしないといけないという縛りはなく、開発をしないという週もあるといい
- 新しい技術や流行っている技術が使える副業先で開発する
- 月に5〜10万円くらい欲しい
浅い考えにも見えますが、双方が互いに納得していれば問題ないかと思いますし、このような案件がないわけではないです。 一度副業を始めてしまえば継続して発注してもらえますし、関係が良好ならどんどん新しい技術に触れたり報酬を上げたり自由な働き方も出来うるかもしれません。
エンジニア副業といっても様々な働き方があったり、探し方があったりするので、余すことなく解説していければと思います。
以前、「Webエンジニアとして副業をやってみた」という記事も書いてるので、こちらもマインド的な参考にはなると思うので、一度見てみてください。
エンジニア 副業の探し方
副業の探し方に関しては大きく2つあると思っています。
- 能動的な探し方
- 受動的な探し方
能動的な探し方では、自分自身が働きかけ副業案件を獲得する方法です。これはすぐに理想の副業先が見つかる可能性が高いですが、体力をそこそこ消耗してしまいます。
受動的な探し方では、体力の消耗は少ないですが理想の副業先が見つからなかったり、そもそも案件が獲得できなかったりします。
私はこれの両方を実践していますが、受動的な方法で足場を固め、能動的な方法で確実性を狙いに行く戦略を取っています。
それぞれの探し方を深堀りしてみましょう。
能動的な副業の探し方
自分から企業や個人にアプローチする方法です。現役のエンジニアであれば相手の反応は良く、そこそこ話を聞いてもらえます。
具体的な方法を解説します。
副業案件サイトを使う
何はともあれ、副業を募集している企業がいるであろうサイトを使うのが早いです。
ここで自身の経歴や何が出来るかを記載しておき、自ら積極的に応募します。
ただ同じような思考のエンジニアは沢山いる激戦区となるので、応募文の差別化や自身のスキルがいかに貴重であるかをアピールしないと企業に届きません。
いくつか対象のサイトを記載しておきます。タイミングや時期などもあるので、いくつか登録し定期的にチェックして応募するのが良いでしょう。
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- 業界最大級のエンジニア案件サイトです
- 副業で検索して100件ほどの案件がありました
- フリーランス向け案件も多く、副業案件は早く埋まってしまう可能性があるので、定期的に覗きに行くことをおすすめします
- エージェントによる面談もあるので、副業案件についても相談すると良いです
- Workship
- 副業特化のサイトなこともあり数多くの副業案件があります
- 土日週末OKで検索したところ1,000件程の案件があります
- ポテパンフリーランス
- 案件数は他と比べて少ないですが、週2,3勤務の案件があります
- レバテックフリーランス
- 案件数はものすごくあります
- 副業向け案件もあるにはありますが、フリーランス系が主なので、巡り合わせが必要なところが多いです
- こちらもITプロパートナーズ同様、エージェントに相談してみるのが良いでしょう
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- これはクラウドソーシングですね
- 企業個人問わず案件を掲載しエンジニアを募集しています
- エンジニアとして実績があれば、それを的確に伝えられれば案件獲得は容易な方です
- 1案件に対して20〜50ほどの応募があるので、クライアント側の目にとまりしっかりとアピールできることが必須になります
知人からの企業紹介や案件紹介
周りのエンジニアで副業をしている人に聞くというのが結構最短距離だったりします。
ただ会社だと聞きづらいこともあるので、エンジニアの勉強会や懇親会に参加したりなどして副業をしているか?などを聞くのがいいかもしれません。
私のおすすめは人脈を広げるという方法です。
勉強会でももちろん広がりますが、おすすめはビジネスマッチングです。
- Yenta
- 無料で1日あたり10人ランダムでマッチング可能で興味がある人をスワイプしていくだけ
- お互いマッチングすればメッセージのやり取りをしたり、情報交換をWebミーティングで行ったり出来ます
- エンジニアだけではなく企業経営層やスタートアップの方などもいるので、副業につながりやすいです
- Youtrust
- 友達の友達からつながる斬新なSNSです
- 信頼度も高いですし、これから何かをしたいと前向きな方や企業が多く登録しているイメージです
- こちらもyenta同様つながった後は、メッセージのやり取りや、Webミーティングなどしていく流れになります
- エンジニアであれば勝手に友達申請が飛んでくるので受け身でも充分副業に繋がる可能性があります
XなどのSNSを活用した案件獲得
X等のSNSにて自ら企業や個人事業主の方に対して、打診していくのも良いです。
手当たり次第にコンタクトを取るのは迷惑なので、なにかをシステム化したいと思っていそうな人やエンジニアを求めていそうな人・企業にアプローチしましょう。
注意点としてはXはやはり素性が知れない人も多いので、案件を獲得出来たとしても契約をきちんと交わしたり、言った言わないがないようにきちんとテキストにして記録しておくことが重要です。
こちらが真摯にメッセージを送れば、半数くらいの方は誠実に返してくれる印象です。
私自身もいくつか仕事につながった経験があります。
受動的な副業の探し方
受動的なので探し方というよりは、クライアントに自分を探してもらいます。
能動的なものでどんどん自らアプローチして、受動的に自然と依頼が入ってくるようになることを目指します。
クライアント行動ありきなので、長い目で見ないといけないですが、一度この対応をしておくと自動的に副業の仕事が貰えるような仕組みとなるためおすすめです。
クラウドソーシング
副業案サイトでクラウドワークスを紹介しましたが、クラウドソーシングは受動的な副業探しにも重宝します。
その理由としては、自身の技術スタックや実績・経歴をプロフィールとして公開出来るからです。
能動的に副業案件を取りに行く一方で、スキルを登録しておくことでクライアント側から声がかかることがあります。
エンジニアであれば、以下のような内容で声がかけられることが多いです。
- システム開発の依頼
- 技術記事執筆の依頼
- エンジニア講師の依頼
プロフィールには以下を盛り込むようにして、なるべく他者と差別化を図りましょう。
- 使用できる言語やFW
- 今までの実績としてどういうサービスを携わったことがあるか
- 0から作ることが多いのか、既存サービスの改修・追加機能開発をするのが多いのか
- 自身がどのような思い出エンジニア・開発を行っているのか
以下の2サイトは両方とも国内最大級のクラウドソーシングサイトになります。
- ランサーズ
- ランク制度があり、受注取っていくとランクがあがり、よりクライアント注意を引きやすい
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- 手数料がランサーズよりは安い
- クライアントからのメッセージはクラウドワークスの方が来やすいイメージ
どちらか1つを登録するというよりは、1つ登録出来てしまえば使い回せるので、両方登録しておくと良いです。
スキルシェアサービスの活用
これは自身のスキルを打っていくというコンセプトのものです。
自身のスキルを出品するという形でクライアントに購入してもらう感じです。
例えば、
「私は〇〇の開発経験があり、同様のサービスを〇〇円〜作ります」
といった具合に出品していきます。
いくつも出品できるので、様々な切り口でクライアントにアピール出来ます。
ただ「〇〇サービス作ります」といっていきなり購入してくれるクライアントはほぼいないので、おすすめとしては以下のようなアプローチです。
- 〇〇サービスの構築・開発相談を受けます
- 30分程度で話を聞いたり、メッセージだけのやり取りをして、アドバイスをするという出品
- このアドバイスがクライアントに響き互いに信頼関係が出来てくれば、実際に依頼してくれます
- 〇〇の作り方教えます
- 最近はクライアント自身が開発するといったケースも増えているので、詰まっているクライアントに対して技術を教えていきます
- クライアントは技術初心者であることが多いので、教えているうちに、ここを作ってほしいと依頼を受けることもあります
受動的な副業の探し方では、クラウドソーシングよりスキルシェアサービスの方が購入まで繋がり安いイメージです。
ただクラウドソーシングよりは単価が下がってしまう場合が多いので、両方登録しておき自身にあった仕事を選んでいくのが良いでしょう。
代表的なスキルシェアサービスだと以下2つです。
- タイムチケット
- 時間単位でスキルを販売していきます
- 1時間や30分など、時間単位でクライアントに購入してもらう形式なので技術を教えたり相談に乗ったりというのが主になります
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- スキルやサービスを成果物単位で販売します
- タイムチケットのように時間売りもできますし、〇〇を作ってその対価をもらうという販売も可能です